2022/08/17 11:11

作品や商品に値段をつける時

すごくすごく自己対話します

 




勿論

コストを考えてはいますが


その前に

その商品を提供して

自分も携わってくれた周りの人も

疲弊しないか  


それをすごく考えています 



良いものを生み出すには

エネルギーが要ります



その瞬間だけを見れば

そこまでコストはかかってないように

見えるかもしれませんが


その素材に至るまでに

試行錯誤もあるし

自分の足を使って探し回ったりもし


あらゆる体験を自分にさせることで

それを作品として昇華するようにしてるので


結果的には

価格以上にコストはかかってると

思っています




美人日傘の場合は

次男が幼稚園に入り

やっと手をつないで歩いてくれるようになり


何年かぶりに

素敵な日傘を買いたいと

百貨店に行ったものの


自分の納得のいく商品に

出逢えなかったのが

日傘を創るキッカケになりました


唯一買ってもいいかなと

思えた日傘が

38000円でした



その時に

そこまでして、納得のいかない

日傘を買うのなら


自分の作品をプリントした生地で

珠玉の日傘を創ってみたい


創るなら

この作品をプリントしたい




そうやって

ど素人で主婦でおかあさんの私が

動き始め


日傘の老舗メーカーへ問い合わせ

交渉したら

制作してもらえることになり


どうせ創るのならと


留め具のアンティークボタン探しから

オリジナルタッセルに

金属チャームの作成と





もう一生に一度しか創れないかも

くらいの想いで

商品化したものです



そんなこだわり抜いた作品に

携わってくれた人には

気持ちよくお支払いをしたい

という気持ちがあります


美人日傘は

かわず張りという日本の職人さんが

仕立ててくれています


この手法が出来るメーカーは

限られています


そんな職人の手仕事が

消えてしまわないようにするには

その仕事に敬意を払わないといけないと

思っています


だから

美人日傘の値段をつける時に

すごく悩みました


なぜなら

私が買う日傘は1〜2万円だったからです


でも、そんな日傘とは

全く違う、手のかけられた日傘が

おんなじ値段にはならない


最後の決め手になったのは

ラッピングでした



花束のように

ラッピングするので


そこまでやるのなら

それに見合う値段をつけようと

ようやく肚が決まりました



そんな風に

悩んだりしながら創った作品だから

大切にしてくださる方のところへ

送り出すのが


私の使命です




ピンク完売

ベージュ残2本です!