2023/12/02 00:00

スパイスアップリビングで

雑貨を販売し始めて

3年経つ。


私はデザインをもっぱら

やるので

実際に縫うとなると、

誰かにお願いしないといけない。



その誰かを


誰にするか。



それについて、

実はものすごくこだわっている。



一番最初に作った雑貨は

クッションカバーだった。


最初は、

画像を送ったら

そのまんま生地にプリントして

クッションカバーにしてくれるってやつ。


何の調整も打ち合わせもない。


出来上がったものを見て

納得するかしないか。


最初見て、


私が創りたいのは

こんなんじゃない


と思った。


私は元々、ホテルインテリアを

やってたので、


ホテルに納めてたみたいな

クッションカバーが作りたい。


海外の上質の生地で、

パイピングとかついてて


それで、

私の作品をプリントした生地と

海外ファブリックの

ドッキングしたクッションカバーが


表裏2種類で楽しめるし、

いいなあと思ったんだ。





でも、これまた難しいもんで、

個人で工場にお願いするとなると


最小ロットで50とか100とか

言う。


え?うちの中に

50個のクッションカバーがある?

そんなの想像しただけで

ゾッとした。


縫うのが得意だという

知り合いの知り合いとか、

もう思いついた人には誰にでも声をかけて


そうして、ある時

たまたま子供の保育園の送り迎えの道すがら

縫製請負の方を見つけて

それからお願いするに至っている。




 

縫製が出来たとて、

これまた縫うセンスつうヤツが要る。


縫うことが全くの苦手な私にも

そこは解る。


この生地に対して

どの色糸を選ぶか

どういう始末にするのか。






それは、私が

インテリアの仕事をしていた時

どうやって美しい造作家具を造るのか

図面と睨めっこしてた時と重なる。


そのセンスのない人だと、

一から十まで指定しないといけないので、

これまた疲れてしまう。


だから、その感覚の合う人に

出逢うまでに

時間がかかったりする。

 


今回も、ティッシュカバーの

縫製にあたり、

ある方にお願いしようとしていたのを

止めることにした。


その人が悪いんじゃない。


私が思う感覚が違った。


些細なことだけど、

その感覚が違うと、ものすごいストレスが

自分にかかる。


そうすると、それだけで

ヘトヘトになっちゃうし、

それが商品に反映されるのが嫌なのだ。


買ってくれたお客さまに

元気を与えるようなものにするには、

創るこっちが元気でないといけない

と思ってる。


そんなこだわりって、

商品の表からは見えないと

思うけれど、


手に取ってもらった時に

感覚として伝わると

信じている。